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ギャラリーGallery
縁側デッキで新しくなった住まい
縁側デッキ
一番目につく外観は縁側デッキのある景色
リビングの横のくりぬかれた部分に差し込まれている
庇の先端に雨戸を設け、内部的にも利用できるようにした。
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縁側デッキ
一番目につく外観は縁側デッキのある景色
リビングの横のくりぬかれた部分に差し込まれている
庇の先端に雨戸を設け、内部的にも利用できるようにした。 
ダイニングキッチンから応接間をみる
ダイニングキッチンと応接間の間に廊下があり、分断されていた。
気やすい知人はダイニングキッチンでもてなしていた。
改装前の応接間
南に掃出しの窓があるにもかかわらず、ソファーで塞がれていた。
インテリアも統一感がなく、好きな絵を飾っても引き立たなかった。
改装前の玄関
玄関ホールは、玄関の幅そのままどーんと洗面所に繋がっていたので、衝立で隠していた。
応接間への入り口ドアが途中にあって、広い割に用途がなかった。
解体した屋根裏
解体してみると立派な松の梁があり、生かそうということになった。
屋根でできた三角形の部分は座敷のほうまで続き、断熱材もなかった。
ダイニングキッチンと応接間の間の様子、構造に関係のない柱は抜けることを確認した。
工事中の屋根裏
屋根の裏側から断熱材を張った写真
工事中の壁
ダイニングキッチンと応接間の間の柱は抜くことが可能であったが、ダイニング側の柱は残さざるを得なかった。
開放感を出すために合板で補強し、一部開口部を作った。
壁にも断熱材を追加している。
新しいキッチン
ダイニングキッチンと応接間を繋げ、広々としたキッチンをダイニング側から見る。
立派な松の梁が、リフォームならではの存在感で空間を引き締めている。
くりぬいた壁が右側に見える。
新しいキッチンその２
キッチンはＬ型レイアウトで真ん中に、1/4円の配膳カウンターが出来た。
ピクチャーウインドウ
かつての台所は、大きな窓があっても生かされていなかった。
窓を小さくしガラスを透明にしたところ、北側正面の田んぼや里山、遠方の雪をかぶった山々が見え、こんなに窓の外の眺望がよかったことにみんなで驚いた。
かつての窓の前の雑然とした収納は、少し奥行きの浅い低めの吊戸棚を作り対応した。
ギャラリー玄関
玄関の左は和室に繋がる４枚引違のガラス戸だったが、１枚を残して壁でおおった。
右側は応接間への入り口ドアの必要がなくなったので、シナ合板で壁を作り、好きな絵を飾るギャラリー空間にした。
照明の工夫
玄関正面の引き戸のための垂れ壁を取ってすっきりさせたが、廻縁が残った。
これを利用して隙間に細い蛍光灯を入れ、間接照明風にした。
和室の収納
玄関の西側はいわゆる田の字型プランで、和室が４室あった。
北西の和室の西側の２間の押入れは使いにくかったので、桐の箪笥が２竿はいるクローゼットふうに改装した。
改装前の玄関正面
立派な構えの玄関を前面道路から見た。
改装後の玄関正面
改装前とほぼ同じ位置から見た。
玄関右横の応接間と東側に増築した部分の間を思い切ってくりぬき、縁側デッキを差し込んだ。
縁側デッキその２
応接間の掃出しの窓は腰窓にして、カーテンがソファーを邪魔しないようにすっきりさせた。
また応接間の東側の腰窓を掃出しにして、縁側デッキにつながるようにした。
奥行きの深い縁側デッキはダイニング横のパソコンができる家事空間とつながって、内部と外部の接点として生かされている。
縁側デッキその３
縁側デッキの内部の様子。
床面には南洋のデッキ材を使用し、壁、天井は白木の杉板。
和室の前にある縁側はあまり活用されていなかったが、この新しい縁側が日向ぼっこができるくつろげる空間になった。
田の字型プランの和室とダイニングキッチン、応接間で構成された平屋の住宅。
特に悪いところはないが、定年後ずっと暮らすには面白味がないので、思い切って改装を決断された。
和室のある旧来の空間との違和感もそれほどないが、ダイニングキッチンを中心にモダンでおしゃれに変身した。
縁側デッキという新しい要素が生まれただけでなく、家事空間なども改善され、新築では不可能な構造体を生かした新しい住まいになった。