名古屋市千種区の建築設計 アールアンドエス設計工房のお知らせ

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2019.08.28
馬場家住宅を訪ねて




お盆の終わった 週末 信州 安曇野 に出かけた

その目的の一つは 重要文化財の 馬場家住宅の見学

最近判明したのだが なんとこの素晴らしい住宅は

谷村茂の中学の同級生の実家 !!

幕末頃の広大な敷地に建った いわゆる本棟造りという

信州の典型的な 裕福な民家であるが 重要文化財に指定され

一度解体して組み直したそうだ

しばらく前から 民家を見るのが 楽しみの一つで

特に信州の本棟造りは憧れの民家だった

緩やかな切妻屋根の妻入り型で 

棟の端部に「雀おどし」といわれる独特の飾りがついている

 

2枚目の写真はこの建物の裏側から見たもので

雀おどしの裏側がよくわかる

内部の座敷や、土間など 見どころが多くて

壮観

 

3枚目の写真は 

入り口の立派な長屋門に付属する

使用人が使ったと思われる 小さな土間と和室

天井を見上げると梁組が見える

奥の和室の窓からは母屋につながる庭の一部を望む

今の感覚で言えば

いわゆる1DKの住まいか・・・

コンパクトなスケール感が 非常に 好ましく

質素ながらも気品のあるたたずまいに

造った人のセンスを感じる

 

 

 


2019.07.29
築地本願寺




先週末 テレビで 江戸城 の番組があった

お城通の先生方3名による様々な視点からの解説があり

とっても面白かったが、私の中では 江戸城=皇居で

こんなに気軽に入れるとは 知らなかったなー 田舎者ですわ

6月末頃 東京で用事があり 竹橋近くのホテルに泊まったとき

こっそり写真を撮ったが なあんだ 入れるんだ・・・!

今度機会があったら じっくり見て回りたい

名古屋城の天守閣と江戸城の天守閣は とかく比べられる 名建築と聞いたが

城郭のスケールは 比べようがないですね

 

その後、友人と 歌舞伎を見る予定が ダメになり

そのまま南下して 築地本願寺に行きました

友人の誘いに 思わず 「行く行く」 と予想外の出来事に

期待が高まった

伊東忠太の名建築であるが 実物を見て 予想以上であった

外観は なんとなく見ているような気がしたが

内部が また とっても良かった

寺院のメインの部分は確かに浄土真宗の格式の高さであったが

その他の 何気ない廊下やドアなど建築のベースの部分が

落ち着いてシックで ちょっと見たことのない品格を感じた

今まで伊東忠太が遠い存在であったが、現物を見ると 魅了される

 

永代供養について 話をきこうと誘うと

彼女も私と同じようなことを考えていたらしく

すんなり、同意 気心の合う二人だったので心強かった

 

3枚目の写真の左側の筒を切ったような形の部分が

誰でもいつでもお参りできる場所である

歳のせいか、先日の四天王寺もいいかと思ったが

こちらの方が さらによかった

私たちはいずれも子供は娘が二人で

共に故郷からは遠く離れている

こんな話をする予定はなかったが なんとなく

もやもやしていたんだなー とすっきりした


2019.07.29
東京駅




東京駅は完成当時の大正時代初期の姿に戻すべく

大工事の末 2012年に大改修が終わった もう7年前だ。

その間、何度か東京に行っているが

なかなかじっくり見ることができない

そういえば以前北原亞以子の「東京駅物語」という本を読んだが

それによると当時の東京駅辺りは草ぼうぼうで

まちはずれの寂しい場所だったとあった 

今では信じられないが、 その頃の鉄道の起点は新橋だったり秋葉原だったり

今のように山の手線は 環状線ではなくぽっかり穴が空いていた

その草ぼうぼうの空き地に東京駅が出来た 本によると 忽然とできた

 

今回は久しぶりに時間があったし 東京駅の丸の内側の広場が完成したこともあり

じっくり 味わってみた

以前東京駅の前はタクシー乗り場が有ったり、道路がすぐ前まであり

ついつい地下にもぐっていたが 今回は広場のおかげで

スカーンと皇居の方まで見渡せる

この日は平日の午後で それほどたくさんの人出はなかったが

心置きなく、縦横無尽に広場を堪能できた

このまま皇居の方に 行きたい気を押さえつつ 大手町駅まで

プラプラ歩くことにした

 

交差点で 偶然 リムジンと遭遇 特に要人が来ているとのニュースはなかったが

最近は結婚式用のものか? こういう派手な車は

上手く写真を撮るタイミングで遭遇することはないので

思わず ミーハーしてしまった

 

 

 

 

 

 


2019.07.19
ICU国際基督教大学 訪問




40年ぶりに 三鷹にある 国際基督教大学を訪れた

東京の設計事務所にいた頃 かかわっていた 唯一の場所である

今回、国際基督教大学がどういう経緯で造られ 現在に至ったかという

本が出版され 「ある土地の物語」 それに関係するイベントがあった

生憎の雨であったが 大学のバス停から 長い長いアプローチを進んだ後

正面にチャペルが見える

緑が深くて 萌えているようだ

 

 

この手前を右手に行くと 

きれいに手入れされた 芝生の上に 忽然と現れる

思わず 「おおー!」 と ため息が漏れる

噂には聞いていたが 想像以上に きれいだった

その当時、計画案を 何枚も何枚も描いて

・・A案~Z案までというのが 言い伝えにまでなっていた・・

大学の理事会に提出しては 採用を伸ばされながら こぎつけた 思い出がある

隅々にまで神経を使い、正面だけでなく、 裏も どこから見てもいいように

というのが 稲冨所長の考え方であった

そしてそれは 40年以上たった今でも 先生方に愛され

きれいにメンテナンスされていることで 証明できる

この日のイベントはほかの場所であった

帰りに ひとりで 外部をぐるりと一周した

今度はぜひ 内部をじっくり見てみたい

 


2019.06.04
これが 大阪のみなみです




四天王寺を堪能したあと

町をぶらぶら 天王寺公園の方に 足を向けた

広い公園は市民たちで大変な賑わいであった

その奥にある 大阪市美術館がいいと聞いていたので

行ってみたら この日は土曜日なのに

なんと、休館中 ガビ~ン  後で聞いたら

この前日まで フェルメール展があり 入れ替えでは とのこと

まあ、欲張ってはいけませんね

建物そのものを できるだけ味わってみました

建物はいわゆる帝冠建築のような様相であるが

一味違った 大阪商人を象徴しているように思える

シンプルで品がよく なかなかなものだと 思いました

今度じっくり 内部も見てみたいが それよりも

山の中腹にあり 西を眺望するロケーションが素晴らしかった

さすが住友家本邸の跡地だけのことはある

地下からまっすぐ伸びた プロムナードの先には

ななんと 通天閣がみえるでは

此の辺りは初めてだったので ちょっと感動した

大阪にこんな広大な都市景観があるとは・・・

さすが大都市だな~

こうなったら足の向くまま、気の向くまま

地図がないのを幸いに 本能だけで歩いてみる

 

左手に有名な天王寺動物園を見ながら とんとん

進むと あれれ  何だこりゃー と

不思議な光景が 次から次へ展開する

3枚目の写真は その一つ ジャンジャン 横丁

もう、何と表現してよいやら これぞ 大阪 みなみ か?

的を射る競技場や将棋・囲碁クラブやスマートボール場

くしカツ屋、すし屋、焼き鳥屋 ありとあらゆる B級グルメがつながる

土曜日とはいえ 昼間っから みんな楽しげに 飲んだり騒いだり

さらに通天閣の方にも足を延ばすと 様子を変えながら

面白い店が つながる  なんということでしょう!

カルチャーショック!!


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